相互リンクを依頼する

■相互リンク

ホームページのアクセスアップを図るための手段として検索エンジンへの登録の次に考えられるのが相互リンクです。

相互リンクとはホームページ同士が相互にリンクされている状態を言います。これは自分から相手ホームページに対して依頼する事も出来ます。また、相手から依頼される事もあります。自然発生的な被リンクを待つのとは違い、積極的に被リンクを獲得する手段として使えます。

但し、SEO(検索エンジン対策)としてはそれほど有効な手段とは言えません。SEOにおける理想的な被リンクは自然発生的な被リンクであり、相互リンクによる被リンクは自然発生的な被リンクに比べると価値が低いと言われいるためです。(過度の相互リンクや無関係なサイトとの相互リンクはマイナス評価に繋がるとも言われています。)相互リンクはSEO的な効果を期待して行うと言うよりも、単純にホームページへの入り口(人が流れて来る経路)を増やすために行うものと考えた方が良いでしょう。

■相互リンクの相手を探す

最も理想的な相互リンクの相手は同一ジャンルでアクセス数の多いページ、SEO的な観点を含めるとこれに加えて検索エンジンの評価が高くて発リンクの少ないページと言う事になります。しかし、それはこちら側の都合であって、特に自分のホームページが開設したばかりであったり、内容の乏しいホームページであったりする場合は相互リンクを依頼しても断られる事があります。相手からすると質の低いホームページと相互リンクしたところでほとんど利点が無いので当然と言えば当然かも知れません。

無難なところで言うと自分のホームページと同一ジャンルで、同等か多少上程度のホームページを相互リンクの相手に選んで相互リンクを依頼するのが良いように思います。当たって砕けろと同一ジャンル大手のホームページを相互リンク相手に選ぶのも1つですが、その場合は大きな期待を持たずに「相手が受けてくらたら幸運」だと思い、断られても逆恨みしないようにしましょう。

■相手ページのソースを見る

相互リンクを依頼する前に相互リンク相手が相互リンクを行っているページのソースも見ておきたいところです。

例えば相手のリンク集などのページ(自分のホームページへのリンクが行われるページ)においてメタ要素を使って以下のコードのようにクローラロボットに対して「noindex,nofollow」を指定しているようであれば、SEO(検索エンジン対策)的な被リンクの効果は期待出来なくなります。自分のホームページへの入り口(人が流れて来る経路)を増やすと言う点では無意味ではありませんが。

<meta name="robots" content="noindex,nofollow" />

また、以下のコードのように「a要素(アンカー要素)」の中で「rel属性」を使って「nofollow」を指定して外部リンクを行っている場合、これもSEO(検索エンジン対策)的な被リンクの効果は期待出来なくなります。(Googleに関しては「nofollow」指定のリンクはただのテキストとして扱い、フォローも行いません。)但し、メタ要素(メタタグ)の場合と同じようにホームページへの入り口を増やすと言う意味では無意味ではありません。

<a href="リンク先URL" rel="nofollow">リンク先名</a>

■相互リンクを依頼する時のマナー

相手のホームページ内に相互リンク依頼に関する注意事項が書かれている場合はそれに従って相互リンクの依頼を行うようにします。この相手の出している条件を守らずに相互リンクの依頼を行ってしまうと相互リンクの依頼を受けた相手は「この人は私のホームページをきちんと読んでいないのでは...」と思うかも知れませんし、例え相互リンク依頼文の冒頭に「いつも楽しく読んでいます。」と書いたところで何の信憑性も無く、それどころか却って相手に不快感を与える可能性さえあります。好感の持てない相手からの相互リンク依頼を断る運営者もいるので、相手の出した条件は極力守るようにした方が良いでしょう。

相互リンクを依頼する際は依頼をする前に自分のホームページ内に相手のホームページへのリンクを張っておくようにします。相互リンクの返事を待ってからリンクを行う人もいるようですが、相手によってはそれを快く思わない場合もあります。「相互リンクしてくれるならこちらもリンクを張ります」と思われ兼ねないような態度は避けるべきでしょう。